核兵器禁止条約の第1回締約国会議が、来年1月12~14日にウィーンで開催されます。核兵器を非人道兵器として全面的に禁止した初の国際条約が、核兵器のない世界の実現に向けてついに動き始めるのです。各国政府そして市民がうつべき「次の一手」についてお話しするオンラインインベトを4月21日(水)に行います。事前の登録が必要です(こちら)。参加費600円ですが、議員ウォッチのマンスリーサポーターには無料での参加券が送られます(議員ウォッチへのお問い合わせはこちら)。また、4月24日(土)には、日本軍縮学会のシンポジウム「核兵器禁止条約と日本の選択」に登壇します。それぞれのイベント情報を以下に記します。
【4/21】核兵器の禁止から廃絶へ ~ 次の一手はこれだ!
核兵器禁止条約が発効してからまもなく3カ月が経ちます。核兵器を非人道兵器として初めて全面的に禁止したこの条約に、これまでに86カ国が署名、54カ国が批准しており(4月2日現在)、その数は増えています。この条約の第一回締約国会議が来年1月にオーストリアのウィーンで開催されます。それに向けて、さまざまな準備が各国政府およびNGOにより進められています。しかし、唯一の戦争被爆国・日本の政府は、いまだにこの条約に背を向けたままです。日本政府に条約批准を求める声は全国で上がっています。衆議院の解散総選挙が行われる今年、この問題を、国内で大いに議論していかなければなりません。
このイベントでは、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の国際運営委員をつとめるピースボートの川崎哲が、核兵器禁止条約締約国会議や8月に予定されている核不拡散条約(NPT)再検討会議をめぐる各国の動き、NGOの動向、そして日本の政府、国会議員、市民の課題について、お話しします。核兵器禁止条約を生かして、核兵器を本当になくしていくための「次の一手」を具体的に考えていきます。
■日時 2021年4月21日 (水) 19:00~20:30
■場所 このイベントはオンラインで「Zoom」を使用して行います。開始までに
Zoomアプリをインストールしておいてください。
■講師 川崎哲(ICAN国際運営委員/ピースボート共同代表)
■参加費 600円
■登録方法
・イベント開始(4月21日(水)19時)までに、こちらのリンク(Peatix)から参加券を購入してください。
(ただしコンビニ/ATMでのお支払いは、前日に締め切られます。クレジットカードの場合は当日まで購入できます。)
・参加券を購入された方に「Peatix」より当日の参加ページへのリンクが送られます。当日そのリンクから参加してください。
・参加券を購入された皆さまに、後日、このイベントを録画した動画へのリンクをメールでお送りします。
■主催 ピースボート
■お問い合わせ pbglobal(a)peaceboat.gr.jp
■追記
・なお、議員ウォッチのマンスリーサポーターには無料での参加券が送られます(議員ウォッチへのお問い合わせはこちら) 。
【4/24】日本軍縮学会:シンポジウム「核兵器禁止条約(TPNW)と日本の選択」
2021年1月22日に、核兵器禁止条約(TPNW)が発効しました。この条約は、核軍縮を実現する重要なステップだと思います。しかし、核兵器保有国の参加の道筋は不透明で、拡大抑止の下にある諸国は、日本も含めて条約への関心を示していません。ただ、この条約に対する国際社会の支持は高く、ICANを含めて、市民社会団体も支持の拡大に向けて多大な努力を繰り返しています。日本軍縮学会では、TPNWに対する社会の関心の高さをふまえ、この条約に対する論点を考察し、今後の議論の資としていきたいと思います。シンポジウムは、広く一般に公開しますので、ふるってご参加ください。
■日時: 2021年4月24日(土) 13:00-14:30
■方式: Zoomにて開催(参加申し込みいただいたのち、会議のリンクをお送りします)
■使用言語: 日本語
■登壇者:
秋山信将(一橋大学)
川崎哲(ピースボート、ICAN国際運営委員)
司会・討論: 榎本珠良(明治大学)
討論: 松本栄子(拓殖大学研究生)
■申し込みはこちら
(個人情報は、本シンポジウムの目的のみに使用させていただきます)
■問い合わせ先: 日本軍縮学会企画委員会(kikaku(a)disarmament.co.jp)
■日本軍縮学会 企画・運営委員会
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