川崎哲のブログとノート

ピースボート共同代表、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員の川崎哲の活動の紹介、オピニオン、資料などを載せています

核兵器禁止条約批准へ、声をあげよう。ー核廃絶国際デーにあたりNGOのイベントを行いました

国連が定めた「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」となる9月26日、ニューヨーク国連本部では核兵器禁止条約の署名・批准式が行われました。本日時点で同条約への署名は69、批准は19カ国となりました。昨年9月に条約への署名が開始されてから一年で、条約発効に必要な50カ国のうち19カ国が批准したことになります。条約発効に向けて、着実に前進しています。 「国際デー」の2日前、東京・お茶の水の明治大学で核兵器廃絶日本NGO連絡会として記念イベント「核なき世界へ向けて-被爆国の役割を考える」を開催しました。吉永小百合さんがゲストとして参加してくださり、会場は550人の超満員となりました。足を運んでくださった皆さん、ありがとうございました。また、大規模なイベント実施のために尽力して下った諸NGOの皆さん、本当にお疲れ様でした。 トークの中で吉永さんは「本当に素晴らしい核兵器禁止条約が作られたんですけど、日本ではまだまだそれを知っている人が少ないと思うんです。だから私たちの力でなんとか、もうちょっと大きな声を出して政府に届けて、先ほど政府の方はアプローチが違うとおっしゃっていましたけれども、何とかこれを批准して核兵器のない平和な世界を作っていくことが大事なんじゃないかしらと思っています」と仰いました。本当にその通りだと思います。吉永さん、力強いメッセージをありがとうございました。 「国際デー」の前後には、そのほかにもさまざまなイベントが行われました。この機運を生かして、日本を含むすべての国に核兵器禁止条約への署名と批准を求め、同条約の早期発効を実現していきたいと思います。核兵器禁止条約が発効することで、核兵器は絶対悪であるという規範が国際法として確立します。それが、核兵器廃絶への推進力となるのです。(2018.9.30記) 追記:イベントの際に紹介し忘れましたが、吉永さんは拙著『新版 核兵器を禁止する』(岩波ブックレット)を手に持って(↓)登壇されました。今回のトークをお願いして以来、読み込んでくださったようです。ありがとうございます!ブックレットはこちら。このブックレットがちょっと難しそうだと感じる方は、『核兵器はなくせる』(岩波ジュニア新書)をどうぞ(こちら)。 Advertisements

2018/09/30 · Leave a comment

[2018.9] 核抑止論の愚かさ

被団協新聞の9月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。 核抑止論の愚かさ 8月6日の広島の式典では湯崎知事の挨拶が異彩を放った。知事は核抑止論を仲の悪い隣家に例えた。お隣のご一家全員を家ごと吹き飛ばす爆弾を仕掛けてある。お隣もうちを吹き飛ばす爆弾を仕掛けている。「決して大喧嘩にはならないし爆弾は多分誤作動しない」から安心しろ。こんな話を大人が本気で子どもに説明できるのか、と問うたのだ。若い世代には、核の恐ろしさより、核の愚かさを伝えることの方が早いのかもしれない。 日本政府による核軍縮「賢人会議」は今年3月の提言で「核抑止は…安定を促進する場合もあるとはいえ、長期的かつグローバルな安全保障の基礎としては危険なもの」だとした。だから「より良い長期的な解決策」が必要だという。その通りだ。しかも「長期的な」などと言ってはいられない。隣家の爆弾が誤爆する可能性があるのだから。(川崎哲、ピースボート)

2018/09/16 · Leave a comment

核兵器廃絶国際デーにあたり、核兵器禁止条約についてお話しします

私は今、第99回ピースボートに乗船して「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」(おりづるプロジェクト)と地球大学特別プログラム(「ともに築くアジアの平和」)を実施しているところです。シンガポールで船を下りてからは帰国し、9月下旬に各所で開かれる核兵器廃絶のシンポジウムに参加する予定です。 9月26日は、国連が定めた「核兵器廃絶国際デー」です。これを記念して日本国内でもさまざまな会が開かれますが、なかでも9月24日には明治大学駿河台キャンパスにおいて、核兵器廃絶日本NGO連絡会が主催し国連広報センターが共催する記念イベント「核なき世界へ向けてー被爆国の役割を考える」に吉永小百合さんがトークのゲストとして参加してくださることが決まったので大変うれしく思っています。日本被団協の田中煕巳さんが基調講演をなさいます。ヒバクシャ国際署名の運動の意義を語ってくださると思います。続くパネル討論では、外務省の今西課長(予定)、米国ミドルベリー国際大学院で長く軍縮教育に取り組んでおられる土岐さん、ナガサキ・ユース代表団で活躍している工藤さんが核兵器廃絶における市民社会の役割について議論します。国連広報センターの根本所長が討論の進行役をしてくださいます。 ノーベル平和賞のメダルと賞状も展示されるこのイベントは、事前予約制となっています。9月19日までの申し込みが必要で、ただし定員になり次第締め切ってしまいます。お早めの予約申し込みをお願いします(こちらから)。 これに先立ち、9月22日(土)には同じく「核兵器廃絶国際デー」記念として、創価学会平和委員会が主催しコスタリカ大使館が後援するシンポジウム「核兵器は私たちの大切なものを守るのか?~人道とジェンダーの視点から~」(於日本青年館)にパネリストとして参加します。お申し込みはこちら。 さらに、次のような行事でも発言、講演します。 9月20日(木) 18:30~ シンポジウム「核兵器禁止条約と日本の宗教の役割」 場所: 主催:上智大学大学院 実践宗教学研究科、ベグライテン、ミシュカの森 9月23日(日) 13:00~ 小学生・中学生向け講演会「核兵器のない世界のために 私たちができること ノーベル平和賞を機に考える」 場所:毎日新聞東京本社地下一階毎日ホール 主催:毎日小学生新聞 協力:ピースボート 9月26日(水) 19:00~ 大学生協九条の会第3回総会・記念講演会「核兵器禁止条約で変わる世界~今平和について語り合いましょう」 場所:大学生協杉並会館 9月29日(土)9:45~ 大阪・隆祥館書店「作家と読者の集い」 9月29日(土)14:00~ 京都・清水寺(大講堂) シンポジウム「核の脅威削減にむけて:新たな潮流と市民社会の役割」 主催:日本パグウォッシュ会議/世界宗教者平和会議日本委員会(WCRP)/明治学院大学国際平和研究所(PRIME)/長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)      

2018/09/08 · Leave a comment