川崎哲のブログとノート

ピースボート共同代表、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員の川崎哲の活動の紹介、オピニオン、資料などを載せています

[2018.4] 核廃棄の検証

被団協新聞の4月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。 核廃棄の検証  近く南北朝鮮と米朝の首脳会談が開かれる見通しだ。楽観は許されないが、挑発の連鎖が止まり対話が始まることを歓迎したい。 朝鮮戦争の休戦状態を終わらせ平和協定をめざす中で、北朝鮮が体制の保証と引き替えに、段階的な核放棄を約束する可能性はあるだろう。米国も、北朝鮮の核開発と長距離ミサイル開発の凍結で妥結する可能性はある。 ここで重要となるのが検証だ。10発程度あると見られる北朝鮮の核廃棄を確実にするには、核物質のみならず施設やミサイルへの検証も必要だ。国際的な検証制度が必要になる。 日本はこの面でこそ力を発揮すべきだ。北朝鮮が「こわい、信用できない」とだけ繰り返していても問題は解決に向かわない。国際的信用に足る検証制度を作る。それは核兵器禁止条約が定める柱の一つでもある。北朝鮮のケースが重要な試金石となる。(川崎哲、ピースボート)  

2018/04/22 · 1 Comment

imidasに殺人ロボットに関するインタビュー記事が載りました

集英社「imidas」サイト上のコラム「戦場のリアル」のコーナーに、このたび、「“ロボット戦争”の時代」と題して私のインタビュー記事が載りました。ライターの加藤直樹さんの手によるものです。この記事では、今年出版された『マンガ入門 殺人ロボットがやってくる!?』(合同出版)の内容にも触れながら、「人間が関与することなく自律的に人を殺すロボット兵器」の登場についてお話ししています。これは、SFの話ではありません。既に「対テロ戦争」の現場では、ドローン(無人機)による戦争が主流になっています。ドローン、ロボットや人工知能(AI)の発展が戦争や軍事にどうつながっているのか、それが人権や平和にどういう意味を持つのかについて、考えるきっかけになればと思います。 ●imidas「戦場のリアル」第24回 川崎哲 「ロボット戦争」の時代 2018.4.10 ●川崎哲+畠山澄子(著)、新名昭彦(漫画)『マンガ入門 殺人ロボットがやってくる!? 軍事ドローンからロボット兵器まで』合同出版(注文はこちら)

2018/04/11 · Leave a comment