広島県が国際問題研究所に委託して制作した「ひろしまレポート2021年版」が4月14日に発表されました。これは核軍縮、核不拡散、核セキュリティをめぐる過去1年間の世界の動向を概観した報告書で、国際問題研究所の軍縮・科学技術センターが中心になってとりまとめています。この事業は2012年から続いていますが、私は初年度以来、研究委員の一人として、動向の調査、分析、評価に参加しています。このレポートでは、核保有国9カ国を含む全36カ国を調査対象国として、それぞれの国の核軍縮、核不拡散、核セキュリティに関する取り組みについて評点を付けています。点数の上下はいろいろありますが、点数そのものよりも、レポート本文にある動向の評価に注目して、主要国の一年間の動きに関する基礎資料として活用していただければと思います。本年版には、ベアトリス・フィンICAN事務局長が核兵器禁止条約に関してコラムを寄せています。
「ひろしまレポート2021年版」はこちらから。
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朝日新聞 2021.4.14 核廃絶「停滞・悪化のスパイラル」 ひろしまレポート
毎日新聞 2021.4.15 コロナ対策追われ「核軍縮への関心後退」 ひろしまレポート指摘
広島ホームテレビ 2021.4.15 核軍縮などの取り組みを採点「ひろしまレポート」公表
RCC中国放送 2021.4.15 核軍縮を評価 「ひろしまレポート」発表 核兵器国に厳しい評価
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