広島選出の岸田文雄氏を首相とする新政権が発足しました。岸田首相は「核兵器のない世界」に向けて努力すると言っていますが、核兵器禁止条約に対する態度は曖昧です。岸田政権に対して、また、来る衆議院総選挙において、核兵器禁止条約に日本が加わることを私たちが求めていくことが重要です。そして、核兵器禁止条約への態度を明確にしていない現職議員や候補予定者に対して、態度表明をするように働きかけていく必要があります。
そうした観点から、本日(10月8日)付の朝日新聞「私の視点」に「衆院選を前に――核廃絶の道筋 与野党は政策論争を」と題する文章を寄稿しました。こちらで読むことができます。
岸田首相就任に際しては、ベアトリス・フィンICAN事務局長やカナダ在住被爆者のサーロー節子さんから手紙が出され、NHKなど報道でも大きく取り上げられました。
10月19日に公示、31日に投開票が予定されている衆院総選挙で、各党・各候補者は、核兵器禁止条約への日本の対応をしっかりと議論すべきです。
「議員ウォッチ」プロジェクトでは、日本の国会議員、都道府県知事、市区町村議会の核兵器禁止条約への立場をリサーチし、オンライン上で公表し、賛同を呼びかけてきました。日本が核兵器禁止条約に参加すべきだという声は各種世論調査で70%を超えているのに対し、国会議員の賛同率は28%に留まり、未だ大きな乖離が見られます。議員ウォッチ上には、現職と候補予定者900名近くの情報が公開されています。
ぜひ皆さん、議員ウォッチを活用して、現職国会議員および候補予定者に対して、核兵器禁止条約への賛同を表明するように呼びかけてください。議員ウォッチでは学生団体KNOW NUKES TOKYOと協力して、まだ態度を明らかにしていない現職や候補予定者に対して電話やFAX、SNSを通じてアプローチを始めました。すでに賛同の反応も多数寄せられています。皆さんにもこの取り組みにぜひ参加していただきたいと思います。呼びかけ方はこちらから)
またこのたび、公益社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に(マリフォー)が「マリフォー国会メーター」を立ち上げましたので、合わせてお知らせします。これは、同性婚の法制化についての国会議員や候補予定者各人の立場を明らかにしているサイトで、議員ウォッチと提携運営しています。(マリフォー国会メーターはこちら)
議員ウォッチには各都道府県の小選挙区割も出ています。自分の選挙区が分からない方は、それで調べられます。一人ひとりが地元選出議員への問いかけや働きかけを積極的に行って、私たちの力で政治を変えていきましょう。#YesICAN
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