
被団協新聞の6月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。
核廃絶こそ安全保障
高市政権は国家安全保障戦略など「安保三文書」の改定作業を進めている。与党である自民・維新からの提言と、政府の有識者会議からの提言が今後出て、政府が年末までに決定する。聞こえてくるのは、長射程ミサイルの配備や弾薬庫の整備、「継戦能力の確保」などといった、戦争をすることを前提とした議論ばかりだ。
核兵器をなくす日本キャンペーンは3月、市民からの提言をまとめた。「核兵器をなくす――それが日本の安全保障」と題し、①核抑止のリスクを直視し「核軍縮は安全保障の手段」と位置づける、②「非核三原則の堅持」こそが日本の安全を守る、③「核兵器の非人道性の普及」が日本への核使用のリスクを下げる、④「東アジアの軍縮対話」で日本にとっての核の脅威を削減する、との四つの提言を出している。すでに与野党各党に提出している。軍拡ではなく軍縮・核廃絶こそ、真の安全への道だ。国会での真摯な議論を期待したい。(川崎哲、ピースボート)
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