[2026.5] 正念場のNPT
被団協新聞の5月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。 正念場のNPT ロシアのウクライナ侵略、米国のイラン攻撃など核兵器国による横暴が続く中、NPT再検討会議が始まった。国際法秩序を取り戻し軍縮を進められるか。日本のNGO連絡会は5つの要求を掲げている。 第一に、核兵器の非人道性を再確認すること。第二に、過去の約束を守り核軍縮を進めること。とりわけ新START失効後の米ロ交渉、そして中国を巻き込んだ軍縮対話が重要だ。第三に、核実験に反対すること。トランプ米大統領は核実験再開を語っており、警戒が必要だ。第四に、核不拡散を強化すること。欧州では「核共有」の強化や「核持ち込み」を進める動きがある。これらは事実上の核拡散になる。日本国内の核共有論や核武装論も同様に問題だ。だからこそ政府が非核三原則の堅持を掲げる意義は大きい。第五に、核兵器禁止条約を含む核軍縮の国際構造を強めること。NPT再検討会議を成功させ、11月の核禁条約再検討会議につなげたい。(川崎哲、ピースボート)
2026/05/15 · Leave a comment
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