被団協新聞の3月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。
軍縮とジェンダー
軍縮にジェンダー(社会的な性)の視点を取り入れる動きが広がっている。2000年に国連安保理が上げた、国際平和活動への女性の完全参加を求める決議がその原点だ。近年ではNPT会議でもジェンダーと軍縮が論じられている。
論点の一つは、紛争や武器により女性に偏った被害が出ていることだ。直接的な性暴力はもちろん社会的影響もある。核兵器の場合には女性が放射線の影響を特に受けやすいという問題がある。
もう一つの論点は軍縮の議論の場への女性の参加促進である。各国政府代表団の男女構成は、今や評価の対象だ。男性だけの代表団や委員会、パネル討論などは忌避されている。
軍事力を「強い」優れたものとみなす価値観は、いわゆる「男らしさ・女らしさ」の固定観念と通じる。男女平等参画を通じて、そうした固定観念を打破する必要がある。(川崎哲、ピースボート)
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