被団協新聞の2月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。
日本が核使用求める?
産経新聞によれば菅首相はバイデン大統領との初会談での共同声明に「米国の核で日本の防衛にあたること」の明記を求めるという。17年の安倍トランプ初声明で米国が日本を核を用いて防衛することが明記されたが、これは1975年の三木フォード会談以来のことだった。この再確認を日本が求める理由として、政府内に「オバマ政権の再来を懸念する声」があるという。バイデン氏が副大統領をつとめたオバマ政権では核の先制不使用が検討された。先制不使用となれば「中国や北朝鮮は米国の核攻撃を警戒せず、通常兵器で周辺国を攻撃できる 」というのだ。だから日本のために核を、いざとなれば先にでも使ってほしいというわけだ。
核兵器禁止条約により違法化された核の使用を、あろうことか日本政府が要請している。これが民意であるはずはない。国会は政府を厳に質すべきだ。(川崎哲、ピースボート)
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