被団協新聞の1月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。
平和教育とは何か
12月に台湾でピースボートやICANについて「平和教育」というテーマで講演してくれと招かれた。だが台湾では平和教育という言葉自体がないのだという。講演会には高校生から専門家まで幅広く数百人が集まってくれたが、聴衆からは「平和教育というのはどんなカリキュラムなのですか」という質問が出た。
日本では戦争や原爆の体験談を聞かせることが漠然と平和教育と称される。しかし自国の被害体験を聞くだけでは真に平和を学ぶことにならない。かといって国際関係史を学ぶことイコール平和学ではない。私なりに「平和を脅かす状況下で苦しむ人の声に耳を傾け、共感し、そこから変革の道を探ること」だと答えてみたものの、自分でもすっきりとはしない。独りよがりでない、世界に生かせる平和教育の形を探りたい。(川崎哲、ピースボート)
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