6月8日(水)、平和構想研究会は、院内集会「自民党『安保提言』は何を狙うか~軍拡ではない安全保障の道を探る~」を開催します。国家安全保障戦略の改定に向けて自民党が提案している敵基地攻撃能力の保有や軍事費倍増政策について、批判的に検証します。事前登録の上、どうぞ振るってご参加ください。
院内集会
自民党「安保提言」は何を狙うか~軍拡ではない安全保障の道を探る~
日時:6月8日(水)18時~20時
場所:参議院議員会館 B109会議室(永田町駅、国会議事堂前駅)
※先着70人(事前登録者を優先)
17時30分より、ロビーにて通行証を配布します。
参加受付フォームはこちら>https://forms.gle/scPM55Hka9pWz48G8
講演:
「自民党安保提言の歴史的位置付け」
植村秀樹さん(流通経済大学教授)
「戦争させない環境づくりを外交で~ウクライナ戦争からの教訓と自民党安保提言」
猿田佐世さん(新外交イニシアティブ[ND]代表)
参加費:無料
自民党は4月21日、年内に予定される「国家安全保障戦略」等の改定に向けた提言を公表しました。①「反撃能力」と言い換えたうえで「指揮統制機能」さえ対象とする実質的な「敵基地攻撃能力」を保有する ②防衛費を「対GDP比2%以上」を念頭に5年以内で倍増させる ③侵略を受けている国に殺傷能力を持つ武器の輸出を解禁する、など従来の安全保障政策を根底から覆す項目が並んでいます。
これに対して同日、平和構想研究会が呼びかけ、「憲法の原則を逸脱し戦争への危険を高める」との緊急声明を発表しました(緊急声明はこちら:https://www.facebook.com/heiwakosoken/posts/5759069647442239)
プーチン政権によるウクライナ侵略を受けて、軍備増強やむなしとする空気が醸成され、政府・自民党からは「台湾有事」を煽りながらの軍拡論が噴き出しています。参議院選挙を前に、自民党「安保提言」の狙いを分析しながら、軍拡ではないもう一つの道を、市民と議員とで考えたいと思います。
主催:平和構想研究会 https://www.facebook.com/heiwakosoken
問い合わせ:shudantekijieiken (a) gmail.com
講師プロフィール:
◆植村秀樹(うえむら・ひでき)さん
流通経済大学法学部教授。1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科博士課程修了。2001年から現職。専門は日本政治外交史、安全保障論。著書に『「戦後」と安保の六十年』(日本経済評論社)、『自衛隊は誰のものか』(講談社現代新書)など。
◆猿田佐世(さるた・さよ)さん
新外交イニシアティブ(ND)代表・上級研究員、弁護士(日本・ニューヨーク州)。基地、原発、安保・防衛などの分野において、米議会などで政策提言活動を行う他、沖縄の人々や国会議員らの訪米活動をサポート。研究テーマは日米外交の制度論。著書に『新しい日米外交を切り拓く』(集英社)、『自発的対米従属』(角川新書)、最新の編著に『米中の狭間を生き抜く』(かもがわ出版)。
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