明けましておめでとうございます。新年早々、重要なニュースを本日(1月6日)付けの毎日新聞が一面で報道しています。
りそなホールディングスが国内銀行として初めて、核兵器製造企業への融資を禁止する宣言をしました。核兵器製造を使途とする融資のみならず、核兵器製造に関わっている企業に融資しないという方針です。またこの記事によると、三井住友とみずほは「核兵器製造を使途とする融資は禁止している」と説明しているとのことです。これに対して三菱UFJは「個別取引ごとに慎重に判断している」として核兵器製造使途の融資を否定していません。りそなに続く銀行が出てくることを期待します。
毎日新聞(2019年1月5日ネット版、6日紙面):
りそな「核製造企業への融資禁止」 国内大手銀初の宣言
https://mainichi.jp/articles/20190105/k00/00m/020/164000c
「核」への投融資に厳しい目 金融機関、世論に配慮
https://mainichi.jp/articles/20190105/k00/00m/020/166000c
核兵器製造企業への融資禁止は、核兵器を非人道兵器と定めた核兵器禁止条約成立以来の世界的な流れです。上記毎日新聞の記事では、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のなかでこの問題に主導的な役割を果たしているオランダのNGO「PAX」のスージー・スナイダーのインタビューが出ています。ICANとPAXによる「核兵器にお金を貸すな(Don’t Bank on the Bomb)」プロジェクトはこちら。日本の状況は昨年3月にピースボートのホームページで紹介しています。
この問題について昨年12月、地雷廃絶日本キャンペーンが開催した聖心女子大学でのシンポジウムで概要を報告しました。そのときのプレゼンテーションはこちら。
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