川崎哲のブログとノート

ピースボート共同代表、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員の川崎哲の活動の紹介、オピニオン、資料などを載せています

核兵器を禁止する、おかげさまで2万部突破

岩波ブックレットの拙著『核兵器を禁止する』が旧版と新版を合わせて2万部を突破しました。核兵器禁止条約の背景、概要そして今後の展望などをまとめた基本書として引き続きご活用いただければ幸いです。また、もう少し入門的なやわらかいものをお求めの方は、岩波ジュニア新書『核兵器はなくせる』も合わせてどうぞ。 川崎哲『新版 核兵器を禁止する 条約が世界を変える』岩波ブックレット No.978   川崎哲『核兵器はなくせる』岩波ジュニア新書      

2019/01/25 · Leave a comment

核兵器をなくすために「今年、あなたにできること」を話しましょう~1/30東京、2/5広島、2/7長崎

2019年になりました。世界的には、核兵器禁止条約を発効させる年です。日本では、核兵器禁止条約に日本を参加させるための土台を作る年です。待っていても、分析していても、事態は動きません。一人ひとりが動く。あなたと私が動く。そうやって、日本が核兵器禁止条約に参加し、今の世界史的な潮流のなかで正しい行動をするように、私たちが押し上げていかなければなりません。 2019年、核兵器をなくすためにあなたにできること。これをテーマに、東京、広島、長崎で1月末から2月上旬にかけて会を開きます。ぜひご参加下さい。詳しくは以下の通りです。各回共に事前申込をお願いしています。 1/30(水)【東京】 核兵器はなくせる〜地球一周の航海を経て、2019年を考える〜 19:00~ ピースボートセンターとうきょう 参加費 500円 主催 ピースボート 2/5(火)【広島】 2019年、核兵器をなくすためにあなたができることーICANの川崎さんと語る 18:30~ 広島YMCA 3号館 2F多目的ホール 資料代 500円(学生無料) 主催 ピースボート  共催 公益財団法人広島YMCA  チラシはこちら 2/7(木)【長崎】 2019年、核兵器をなくすためにあなたができることーICANの川崎さんと語る 18:30~ 長崎県勤労福祉会館 3F大会議室 資料代 500円(学生無料) 主催 ピースボート

2019/01/09 · Leave a comment

[2019.1] ジェンダーと核兵器

被団協新聞の1月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。 ジェンダーと核兵器 核兵器とジェンダー(性)というテーマへの国際的関心が高まっている。近年のNPT会議ではアイルランドが積極的に発言し文書を出している。論点は主に2つだ。 1つは核兵器が女性に偏った被害を与えること。放射線の影響は男性よりも女性とくに少女に大きく現れることが科学的に報告されている。差別やトラウマなどで女性に特有のものがあることは被爆者の経験からもいえる。こうした観点は核兵器禁止条約の前文にも記された。他の軍縮条約でも「ジェンダーに基づく暴力」に注目が集まり、昨年のノーベル平和賞は性暴力と戦う人々に授与された。 もう1つは軍縮過程への女性の参加拡大の必要性だ。軍事・安全保障の議論の場は男性支配が顕著で、なかでも日本は極端だ。政府、非政府を問わず女性の参加拡大に系統的に取り組むことが待ったなしの課題である。(川崎哲、ピースボート)

2019/01/08 · Leave a comment

りそなに続け!-核兵器製造企業への融資禁止を広げよう

明けましておめでとうございます。新年早々、重要なニュースを本日(1月6日)付けの毎日新聞が一面で報道しています。 りそなホールディングスが国内銀行として初めて、核兵器製造企業への融資を禁止する宣言をしました。核兵器製造を使途とする融資のみならず、核兵器製造に関わっている企業に融資しないという方針です。またこの記事によると、三井住友とみずほは「核兵器製造を使途とする融資は禁止している」と説明しているとのことです。これに対して三菱UFJは「個別取引ごとに慎重に判断している」として核兵器製造使途の融資を否定していません。りそなに続く銀行が出てくることを期待します。 毎日新聞(2019年1月5日ネット版、6日紙面): りそな「核製造企業への融資禁止」 国内大手銀初の宣言 https://mainichi.jp/articles/20190105/k00/00m/020/164000c 「核」への投融資に厳しい目 金融機関、世論に配慮 https://mainichi.jp/articles/20190105/k00/00m/020/166000c 核兵器製造企業への融資禁止は、核兵器を非人道兵器と定めた核兵器禁止条約成立以来の世界的な流れです。上記毎日新聞の記事では、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のなかでこの問題に主導的な役割を果たしているオランダのNGO「PAX」のスージー・スナイダーのインタビューが出ています。ICANとPAXによる「核兵器にお金を貸すな(Don’t Bank on the Bomb)」プロジェクトはこちら。日本の状況は昨年3月にピースボートのホームページで紹介しています。 この問題について昨年12月、地雷廃絶日本キャンペーンが開催した聖心女子大学でのシンポジウムで概要を報告しました。そのときのプレゼンテーションはこちら。

2019/01/06 · Leave a comment

ピースボート、100回目の出航!(12月26日横浜)

ピースボートは35周年を迎え、来る12月26日(水)にはついに「第100回ピースボート」が出航します。南回りの今回の航海では、自然エネルギーによる照明の普及プロジェクトが行われるほか、おりづるプロジェクトとしては、在ブラジルの被爆者が乗船して日本まで来られます。26日(水)午前に横浜港で出航記者会見を行います(詳しくはこちら)。 私が最初に乗ったピースボートは第24回(1998年)。スタッフとして初乗船したのは第44回(2003~2004年)の南回りでした。そのときに初めて担当した地球大学プログラムも、今日ではさまざまな形で拡大しています。こちらのFacebookページでチェックしてみてください。 何とかかんとか100回目の出航までたどり着けた(出港の様子はこちらをご覧下さい)のも、これまで参加してくださった皆さん、支えてくださった皆さんのおかげです。本当に感謝しきれません。自国中心主義と内向き志向の広がる今日、ピースボートが果たしていく役割と責任はこれまで以上に大きくなっていると思います。引き続き皆さん、参加と応援をよろしくお願いします。  

2018/12/22 · Leave a comment

サーロー節子さんと共に、日本政府に核兵器禁止条約への加入を働きかけました

広島の被爆者でカナダ在住のサーロー節子さんが、先月から今月上旬にかけて来日されていました。サーローさんは、2008年にピースボートが「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」を開始したときに計103名のなかの中心的な被爆者として参加されました。サーローさんはまた、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の顔として、核兵器の非人道兵器を世界に訴える運動の最前線で活動を続けてこられました。核兵器の非人道性に関する国際会議や、核兵器禁止条約の交渉会議には常にサーローさんの存在がありました。そうした活動を通じて大変お世話になってきたこともあり、今回彼女が母校の広島女学院大学の招待で来日された際に、広島と東京でのNGOとしての諸活動のコーディネートをさせていただきました。東京では、岸田文雄自民党政調会長、西村康稔内閣官房副長官、辻清人外務大臣政務官、原田義昭環境大臣・衆議院議員と面会し、日本の核兵器禁止条約への加入を求めました。そのときの様子は、ピースボートのホームページ(こちら)に紹介していますのでどうぞご覧ください。 なお、12月23日(日)朝6:15~、NHKテレビ(総合)「目撃!にっぽん」でサーロー節子さんのこのたびの来日を追ったドキュメンタリー(35分間)が放送されます。私も楽しみに観たいと思います。 (リンク↓) 目撃!にっぽん「光に向かって進め~サーロー節子 祖国へのメッセージ~」

2018/12/20 · Leave a comment

今夏のピースボート地球大学「特別プログラム」の報告書ができました

ピースボート地球一周の船旅のアジア区間を活用して、アジア諸国の学生が英語で学ぶ地球大学「特別プログラム」を始めて5年が経ちました。今年は9月前半に、日本~中国~シンガポール~カンボジアで「ともに築くアジアの平和」をテーマに実施、6カ国・地域から17名が参加しました。このプログラムは東京外国語大学の「コンフリクト耐性」プロジェクトの一環として行われ、私は同大学の講師という形でコーディネートにあたっています。同大学から今年は6名の学生が参加しました。台湾、インド、マレーシア、東チモール、ブルネイの学生らとの間で活発な議論や交流が連日くり広げられました。(プログラム報告はこちら) プログラムのナビゲーターとして、毎回の講師の人選と交渉には力を入れていますが、今年もユニークな講師陣が並びました。シンガポールで移住労働者の支援を行うジョン・ジーさん、マレーシアの人権活動家ファウジア・ハサンさん、そして平和構築の専門家である伊勢崎賢治さんです。下船後に滞在したカンボジアでも、多くの現地の方々から地雷問題の現状などを教えていただきました。コーディネーターでありながら自分自身にとって学びが多く、刺激を受けるプログラムです。5年前にこのプログラムを起ち上げたときからピースボートスタッフの畠山澄子さんと二人三脚でやってきましたが、今回は、畠山さんにはとりわけ主導的にプログラムを牽引し、大活躍してもらいました。    

2018/12/18 · Leave a comment

第99回ピースボートが横浜に帰ってきます

9月1日に横浜を出航した第99回ピースボートが、地球一周の船旅を終え12月17日に横浜に帰港します。17日午前、帰港記者会見が横浜で行われます(会見について詳しくはこちら)。この船旅では「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」を実施。広島の被爆者の塚本美知子さんと空民子さん、そしてユース非核特使として安藤真子さんが参加し、地球一周のさまざまな寄港地で証言活動に取り組みました。私もクルーズ冒頭に参加したほか、ニューヨークでは被爆者の皆さんと共に国連総会でのサイドイベント、ラドガース大学での証言会などに参加しました。活動の様子は「おりづるプロジェクトのブログ」を是非ご覧下さい。※帰港会見の様子とプロジェクト報告はこちら。

2018/12/15 · Leave a comment

[2018.12] 迷走する日本決議

被団協新聞の12月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。 迷走する日本決議 国連総会第一委員会で日本が提出した核兵器廃絶決議が賛成多数で採択され、政府は核兵器国と非核兵器国の橋渡しをしたとしている。だが実際は、これまで賛成していた米仏は棄権で、核兵器国からの賛成は英のみだ。オーストリアやメキシコなど核兵器禁止条約の推進諸国は昨年に続き棄権している。核兵器禁止条約に言及しないばかりか、過去のNPT合意文書にある核軍縮の表現を大幅に薄めているからだ。 昨年の日本決議はこうした核兵器国へのすり寄りが厳しく批判され、賛成を大幅に減らした。そこで今年は少し核軍縮の言及を復活させた。すると今度は米仏が拒絶した。米国は、NPT第6条(核軍縮)や過去のNPT合意への言及を嫌ったという。これらの条文や合意じたいを拒絶するようではNPT体制の信頼性が揺らぐ。開き直る核兵器国へのすり寄りは危険だ。(川崎哲、ピースボート)  

2018/12/09 · Leave a comment