
被団協新聞の11月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。
日本が原潜を導入?
9月、防衛省の有識者会議は「防衛力の抜本的強化」に関する報告書を提出し、原子力潜水艦の導入を念頭に「次世代の動力の活用の検討も含めた研究・技術開発」を提言した。長射程ミサイルを発射できるVLS(垂直発射装置)を搭載し「長距離・長期間の移動や潜航」ができる潜水艦が必要だというのだ。 敵基地攻撃能力の増強を企図したものといえ、憲法9条の下での専守防衛をさらに大きく逸脱するものだ。原子力を動力とする潜水艦は、それ自体は核兵器ではないが、ウラン燃料を軍事的に利用するわけだから、原子力は平和目的に限ると定めた原子力基本法に反する。国際的な核不拡散体制への悪影響も大きい。環境汚染や事故の危険性の問題もある。
この報告書はそれ以外にも武器輸出や軍事費のさらなる拡大を提言している。新政権がこのような危険な道に進む前に、声を上げて止める必要がある。(川崎哲、ピースボート)
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