[2026.3] START後の軍縮
被団協新聞の3月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。 START後の軍縮 2月5日、米ロの戦略兵器削減条約(新START)が失効した。これにより両国間には核軍縮条約がなくなった。 新STARTは、配備する戦略核やその運搬手段の上限を定めていた。ロシアは、今後も「米国が制限を超えない限り」条約の制限を守るとしている。米国は、今後は中国も巻き込んだ核軍縮でないと意味がないと主張している。米ロの核は各5000発以上で、両国で世界の9割近くを占める。配備戦略核は、新STARTの上限1550発を少し切ったところだ。一方の中国は、保有総数が約600で、近年増加が顕著だ。とはいえ米ロ両国とは一桁違う。中国は、米ロがさらに削減しない限り核軍縮交渉には応じないという立場だ。まずは米ロがさらに核軍縮を進めつつ、中国との軍縮対話の糸口を見つける必要がある。 NPTは、核兵器国の軍縮義務を定めた唯一の多国間条約である。4月の再検討会議が重要になる。(川崎哲、ピースボート)
2026/03/19 · Leave a comment
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