被団協新聞の4月号に寄せた連載コラム(非核水夫の海上通信)を紹介します。
コロナ危機が問うもの
グテーレス国連事務総長はコロナウイルス拡大を「国連75年の中でかつてない危機」として世界に連帯を呼びかけた。専門家は、最終的には人類が集団免疫をもつしかないとしつつ、それに至るペースを抑えなければ医療が崩壊すると警告する。
だが、そもそも基礎的な医療体制がその国や地域に十分にあるのか。医療の格差が命の格差を生む。また、高齢者や基礎疾患を抱えた人たちが特に脆弱だというが、日本の高齢者ケアの現場はもともと極度の人手不足だ。緊急対応に目を奪われて、これら医療・福祉の抜本的な拡充を忘れてはならない。
感染症や自然災害など今日の世界的脅威は、国家単位では対処不能だ。国家がいくら武器を持ったとて太刀打ちできない。核兵器開発や軍拡競争をしている余裕はもうない。お金と資源を人間に振り向けない限り、我々の生存はない。(川崎哲、ピースボート)
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